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日系企業インタビュー
【タイ編②】

2023.12.22

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● 日本国内から海外進出をするまで
海外進出のきっかけとなった【EGG SUMMIT2015年】

弊社は日本で飼養羽数及び鶏卯出荷量のトップシェア鶏卵メーカーです。高品質、安心・安全な卵を提供しており、主力商品は【森の卵】や【伊勢の卵】です。海外に進出したきっかけは2つあります。

1つ目は日本の少子高齢化によるマーケット縮小に伴い必然的に今後伸びるASEAN市場を開拓する必要がありました。2つ目に【EGG SUMMIT2015年】が開催され東南アジアを中心とした世界15か国以上の国々から100社200名の参加が集まり、弊社の考えに多くの海外企業から賛同を得ることができたことも大きなきっかけでした。

実際に海外進出を実践する中での障壁の一つが海外人材の確保でした。日本ではマーケットシェアがあったものの社内の海外人材が非常に少なく、経験豊富でかつ会社の社風に合う方を採用し育成するのは時間がかかりました。最終的に海外関連のマーケターや営業、そしてエンジニアのプロフェッショルを登用できたことが海外進出できた成功要因の一つです。
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● 進出してから軌道に乗せるまで
タイ人マーケットの創出と挑戦

弊社のタイ拠点では2016年にパートナー企業と提携し生産と販売を開始しました。タイには邦人10万人が在留しており、日系レストランや日系スーパーマーケットをメインターゲットに高価格帯で高付加価値のある卵市場を創出しております。特に【森の卵】は日本人からの知名度が高く事業に大きく貢献しております。今後挑戦していくことはタイの高所得者層にどのようにアプローチし販路を拡大するかです。

例えばタイでは生卵を食べる文化がないなど日本とは食文化が違います。タイ人に対してどのようにブランディングして市場を拡大していくかが現在挑戦していることです。そこでキーポイントとなるのは、一つには主力となるタイ人の採用だと感じております。タイマーケットはタイ人にしか感覚はわかりません。今後は同業界に精通したタイ人と共に4P(Product,Price,Promotion,Place)分析をし、新商品の開発や拡販を目指していきます。

現地での人材マネジメントで工夫している点は日本と変わりません。基本的なことですが、挨拶、感謝を意識して伝えることがコミュニーケションをとる上で大事なことの一つだと感じております。
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● タイでの課題と文化の違い
コロナ禍により大きな変化をビジネスチャンスとして捉える

コロナウイルスは弊社も大きな影響を受けました。タイの全てのレストランは一時強制的に休業となりスーパーマーケットも開店時間の制限を余儀なくされ弊社の売上にも影響がありました。結果タイ全体の食品・小売業界で再編成が行われた一方、デリバリー市場が拡大する等大きな変化もありました。

弊社としては、今がチャンスだと感じており、タイ市場で後発だからこそ大きな変化や新しいプロダクト、サービスが生み出されると考えております。現在、弊社は主力となる卵製品や他社とコラボレーションした加工品の開発、Eコマースでの販売を模索しております。

最後に海外に進出するにあたり大事なことは会社の軸を常に持って戦略をたてることだと感じております。弊社は高品質、安心・安全な卵を提供することを軸にもっております。そして如何に多くの方に食べて頂きタイ人の健康に貢献できるか考えております。
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取材にご協力いただいた イセ・アセアン株式会社様

ありがとうございました

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