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日系企業インタビュー
【ベトナム編②】

2023.12.25

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● 日本国内から海外進出をするまで
ベトナムの将来性を感じての進出

当時、中国や香港、東南アジア各国の海外のお客様には、日本から直接貿易で製品を 出荷していました。しかしながら、ベトナムだけ出荷先がありませんでした。 ベトナムの将来性を考えた時に、ベトナムはこれから大きく発展する可能性がある、 ベトナムで商売を展開すると良いのではないかと考え、進出することにしました。

また偶然同じタイミングで、古くからお付き合いのあったお客様が2社、ベトナムハノイに工場を出すことになったので、そのことも進出の後押しとなりました。ハノイに工場を出すということは現地で材料を調達されるであろう、そうであれば当社がフォローをすることができると考えました。

当時はハノイ市内から工場までの道は一本の舗装されていない道で、周りはたんぼだらけ。インフラが悪く、計画停電や突然停電も多く、苦労をしました。そのたびに、工業団地や 政府関連の機関に改善を要請しました。しかし、役所と顔を合わせ、食事を共にする回数が増えると、徐々に仲良くなっていき、途中からは役所にもよく助けてもらえるように なりました。
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● 進出してから軌道に乗せるまで
よりよい品質のために、日々現地スタッフを育成

ベトナム人スタッフに仕事を任せられるようになるのに5年はかかりました。 弊社はベトナム人に主体的に働いてもらうために、何か決め事をする際にわざと2択にして ”どちらがいいか”と問いかけを行っていました。自分たちが主体的にかかわっているという意識を常に持たせ、 やらされ仕事ではなく、自らが責任を持って業務に取り組めるよう工夫をしました。 ”やらされ仕事はおもしろくない。1日8時間も働くのだから、有意義に楽しく過ごそう”とスタッフにはよく言っていました。

苦労していることは、ベトナム人とのコミュニケーションです。 外国語が話せないスタッフには、通訳を介して話をするので、伝えたいことが伝わらない ことは多々あります。なるべく絵や図を見せて説明をしたり、メモやチャットに書いて 指示をしたりと工夫をしています。

最近の日系顧客は、求めるもののレベルが高くなっているため、現地スタッフのレベル アップも不可欠です。日系企業の価値観や品質をきちんと伝えるために、日本のやり方を 日本人がしっかり吸収して、ベトナム人にうまく伝えるようにしています。
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● いまだから話せる失敗談
突然サプライヤーが姿を消す!?

工場立ち上げ、運営にあたってたくさん失敗はありましたが、ひとつ失敗を挙げるとすると、 工場立ち上げ、拡大の際にローカルの建築会社を選んでしまったことです。

全くスケジュール通り進まない、書類処理がスムーズにいかないなど、多くの問題が 起こりました。また拡張工事が完了した後に、その会社が倒産してしまったことには 驚きました。手続き関連はほとんど終わっていたので、特に問題はなかったのですが、 何かあったときに連絡が取れないので困りました。

ローカル会社は価格が安く、コスト削減にはなるのですが、やはり建築に関しては日系を使った方がいいと感じました。 ベトナムの会社は離合集散が頻繁に起こります。建築の時もそうでしたが、ある時は地域の水を管理する会社が突然いなくなり、水の供給が断たれたということもありました。
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取材にご協力いただいた 田島スチールベトナム様

ありがとうございました

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