海外ビジネス展開

「人」を通じて現地の情報収集や海外とのネットワーク強化を目指したい

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。

当社は技術で社会貢献できる会社を目指し、創業11年目になりました。仕事は「人なり」の理念のもと、管理職を設けず全員がプレーヤーであり、メンバー間の立場はすべて対等、仕事は自分で自分のやりたいことをやってもらう姿勢を重視しています。同時に、社員が個人主義になりすぎず、互いに信頼・尊重し合うチームプレイを通じて、顧客からの信頼を得てきた自負がありました。そのような当社は海外進出をする上でも、当社が大事に考えている「人」を通じて現地の情報収集や海外とのネットワークを強化、パイプ作りをしていきたいと考え、今回のプログラムに応募しました。

インターンの強みを活かし、マーケティング活動や現地人脈の開拓などの大活躍

Q.どんなインターンシップを行いましたか？

タイのトップ大学の一つであるタマサート大学出身で、日本製品を扱う商社での実務経験があり、日本語が堪能な方を事務局から推薦され、受け入れることを決めました。そして、彼のバックグラウンドを踏まえ、きっかけとなるアイデアだけを伝えた上で、あとは彼自身で活動内容を設計していくように促しました。インターンからは、タイ進出に関する現地調査（法人立上げ、取引先・製品ニーズ）や、タイ語での提案書・製品資料作成、食品メーカー向けの製品仕様検討や試験成績表の作成業務のほか、日本人社員向けにタイ語レッスン、地元大学に通うタイ人留学生との交流などの多くの提案があり、幅広く業務に関わってもらいました。当社社員は理系出身者が多い中、インターンは文系のため技術的なことにやや疎く、書類作成に時間がかかることもありましたが、一方でマーケティングスキルに長けており、現地情報収集や人脈の紹介など インターンの強みを活かして大活躍してくれました。また、日本での生活体験も尊重し、仕事以外の時間も皆で過ごしたことで、人間関係が深まりました。

インターンのおかげで当社のタイ進出が着実に進み、いなくなると困るほどの成果が得られました

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか？

一番の成果は、彼というインターンに出会えたことです。 インターンのおかげで、タイに関する情報収集がしっかりとできました。 また彼の人脈で現地企業の紹介なども得ることができ、顧客開拓において彼の人脈が当社の利益に直結しました。 また社内的にもインターンがいることで現地の話を交えた日本人社員同士のコミュニケーションが増え、さらに活気のある職場になったと実感しています。インターンとは、インターンシップ終了後も変わらず信頼できる仲間として付き合っていきたいと考えています。 当社の考え方をよくわかっている彼がタイに戻ってからも、また一緒に仕事をしたり、新たな人材やビジネスパートナーの拡大に繋がったりできると期待しています。