社員の視野を広げたい、
多様性を肌で感じてもらいたい

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。

当社はＪリーグサッカークラブ「湘南ベルマーレ」の運営を行っています。多様化していく現代社会の中で、スポーツ業界で働いている人たちも様々な価値観や文化に触れ、視野を広げていくべきだと感じていました。当社の従業員にも、自分たちがいる環境が全てではなく、世界には色々な常識や文化があることを知ってもらいたい、多様性を肌で感じてもらいたいと考えていました。そんな中、Jリーグの紹介でこのインターンシッププログラムを知り、応募説明会に参加しました。その説明会で、昨年度参加企業の方からお話を伺い、純粋に面白そうだと感じ、海外の価値観・文化を知るきっかけになるのではと考え、応募しました。

「インターナショナルデー」の集客をゼロから担当！
インターンがいたからこそできた人脈

Q.どんなインターンシップを行いましたか？

「インターナショナルデー」に向けての外国人集客をメインミッションとし、集客戦略から実際の営業・広報活動まで、全てインターンに担当してもらいました。SNSを用いた情報発信はもちろん、地元・平塚のレストランから学校や大使館まで、実に幅広くアプローチをしてくれました。非常に熱心に動いてくれて、彼の積極性には本当に感心しました。「インターナショナルデー」当日は、台風直撃で集客は思うようにいきませんでしたが、今回彼が築いてくれたインドネシア大使館、英国大使館、スペイン商工会議所などとの繋がりは、彼がいたからこそできたものだと感じています。
また、社員の異文化コミュニケーション力を養う取り組みとして、活動中は社員全員と関わりが持てるように「ランチ当番制」を導入しました。これはやってみて正解でしたね。社員みんなが彼と話す時間がとれましたし、彼が及ぼす影響が社内全体に広がりました。

インターン受入が社員を成長させる刺激に！
インドネシア拠点を皮切りに海外展開を進行

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか？

大きな成果は、インターンが社員に刺激を与えてくれたことです。英語に苦手意識を持っている社員も多く、外国人の来客があっても、なかなか話しかけられないということが多かったのですが、インターンが積極的にコミュニケーションをとろうとする姿に後押しされ、間違えてもいいから話してみよう！と英語で話そうとする社員が増えました。
彼の影響力は語学にとどまらず、中には「海外にはこんなに優秀な人がいるのか…自分ももっと頑張らなければ」「国際化社会で活躍していくためには消極的ではだめだ…もっと積極的にならねば」と刺激を受けた社員もいると思います。従業員が外国人にオープンマインドになれば、ベルマーレの試合を観に来てくれる外国人客も増えると思うのです。このプログラムをきっかけとした社員の成長に期待しています。
インターンとは帰国後もビジネスパートナーとして付き合っていくつもりです。当社初のアジア拠点をジャカルタに作れればと考えています。ジャカルタ拠点で実施したいと考えていることは2つあります。1つ目はインドネシア発の観戦ツアー、2つ目はインドネシア企業を対象としたスポンサー営業です。このプログラムでできた縁が、今後の海外展開のきっかけになってくれると思います。