海外展開のさらなる促進、徳島を拠点としたグローカルな
企業を目指して

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。

当社は「持続可能な社会の実現」を目指し、自然エネルギー発電事業に携わっております。世界共通課題である温暖化の抑制に、少しでも貢献したいと取り組んでいますが、日本のみでの事業展開では到底十分とは言えません。そこで、海外展開に乗り出すことにし、第1弾としてインドネシアに太陽光発電所、そしてバンブーバイオマス発電所を建設するプロジェクトを進めてきました。このプロジェクトの推進をさらに加速させたいと考えていたときに、このプログラムを知りました。海外展開の促進、そして徳島を拠点としたグローカルな企業づくりを進めたいという思いから、応募を決意しました。当社社員には、海外は遠い異国ではなく、すぐそばにある存在だと感じられるようになってほしいと考えていました。

インターンの知識やスキルを把握した上で、
それぞれの特性に合った活動を実施

Q.どんなインターンシップを行いましたか？

最初の2週間は太陽光発電・バンブーバイオマス事業に関する説明を行いました。そのあとにレポートを提出してもらい、彼女たちの理解度・知識を把握しました。きちんと確認してからそれぞれの活動に入ることで、より成果を高めることに繋がったと感じています。
マレーシア出身のインターンは、前職で工場の電気配線設計業務を担当していたので、そのスキルを活かし、ヨーロッパ企業が作成した太陽光発電所の電気回路図面を、ヨーロッパ仕様から日本仕様に変更する業務をお願いしました。それに伴う企業との英語でのミーティングに参加、日本仕様にした際の部品選定も彼女が全て行ってくれました。
インドネシア出身のインターンには、インドネシアでの事業に必要な情報収集、現地の専門的な資料の翻訳や要約をお願いしました。また、展示会で使用するために作成したパンフレットのインドネシア語を確認してもらったところ、より現地の人にわかりやすい表現、そして心に響く表現に修正してくれました。

高度理系人材インターンが大活躍！
プロジェクトの進行がさらにスピードアップ

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか？

発電に関する専門的な知識を持ち、かつ英語が堪能で、現地の情報を知っている人材は非常に貴重なので、受け入れて本当によかったです。海外進出に関しては、これまで手探り状態の部分もありましたが、インドネシア出身のインターンに来てもらえたおかげで、現地の情報を素早く的確に入手することができました。不明な点についても、すぐインターンに確認できたため、スムーズに業務を進めることができました。一方、マレーシア出身のインターンは、図面を正確かつ素早く作成することができ、さらに英語も堪能だったため、彼女のおかげでヨーロッパ企業との連携が非常にスムーズになりました。インターン2名には来春から当社で引き続き活躍してもらう予定です。
最初、社長にいきなり「このプログラムに応募しよう」と言われたときは、正直かなりとまどいました。周りの社員の反応もよくなく、不安でいっぱいでした。ですが、実際インターンが来てみたら、社員から自主的に声をかけてくれたり、困ったことがあったら助けてくれたり、驚くほど協力的でした。インターン受入が刺激となり、自社の良さを再発見することができたのは思わぬ収穫でした。