海外進出に向けた情報戦略強化と
社内のグローバル化を実現したい

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。

当社は、美容事業、保育事業を運営する経営コンサルティング業で、主力の美容事業は国内54店舗を展開しています。以前からアジアを中心とした海外進出プロジェクトを進めており、現地のニーズやマーケットなどの情報収集と、進出の手続きや現地企業との交渉などに携われる人材を必要としていました。また、海外進出では私たちグループのコンセプトを理解し、ともに成長していけるパートナー企業との提携は必須です。そこでSNS等を活用しながら、世界に向けて広く情報発信していきたいと考えています。海外人材の雇用も積極的に受け入れを考えており、組織や社員の受け入れ体制を整えていくために、このプログラムに応募しました。インターンを通じて、外国人目線からの提案・意見も期待しており、さらに運営する保育園の子供たちにも広い視野を持ってもらえればと考えています。

現地のマーケットリサーチから、SNSを活用したPR活動まで幅広く活躍

Q.どんなインターンシップを行いましたか？

まず当社の魅力を知っていただくために九州圏内の店舗や保育園を見学し、事業の強みや特徴を理解してもらいました。そのうえで、マーケティングのフレームワークを用いて現地の情報を入手・分析し、加盟店舗やパートナー企業となる候補を選定する業務をお願いしました。また、SNSを活用して、当社の魅力をベトナムの現地の方々に広く発信してもらうPR活動にも従事してもらいました。その他にも、WEBやマーケティング手法では得られないような現地のリアルなトレンド情報を収集し、将来性のあるポテンシャル企業のリストアップにもあたってもらいました。社内においては、定例会議や社員旅行などのイベントに積極的に参加してもらい、社員との交流や相互理解を深めました。インターン期間の終盤では、社内成果発表会において、ベトナムの美容室の現状や美容トレンド、人材募集に関するマーケットリサーチについてレポートを発表してもらいました。

SNSでのPR活動で、商談に進展。社内の意識改革にも貢献

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか？

ベトナムの工場視察を全面サポートし、アポイント確定、通訳や車の手配を的確にこなしてもらい、スムーズに視察を行うことができました。SNSの発信はインターン自ら制作スケジュールを立て、弊社店舗を取材し、記事作成、イメージ動画を作成。FaceBook、Instagramへ投稿し、海外での認知度を高めることができました。複数の企業から反応があり、ベトナム企業との商談が進んでいます。また、マーケティングリサーチでは、顧客層、コンセプト、社員の給与形態、パートナー企業の候補選定などベトナム市場にフィットした提案をしてもらいました。今後の海外展開に必要なSWOT分析も行ってくれました。
インターンは社員とも活発に交流し、海外進出に向けた意識改革に大いに貢献してくれました。理論的で分析力に長けており、ルールや仕事の進め方を見直す良いきっかけができたと思っています。今回のインターンシップで、ベトナムの文化や価値観、感性を理解することができ、海外進出の確かな一歩を踏み出すことができたと感じています。