インターンシップの2年後・・・
海外人材との協働
パンフレット作製、展示会準備・通訳他、SNSでの商品アピール、現場体験(試作・カフェ手伝い、本社製造現場体験)
メイドイン土佐をコンセプトに高知県産の原料を使ったアイスクリームを製造販売している会社
受入当時の活動の満足度
★★★☆☆2.5/5.0
当時の活動を振り返ると★2.5。一言でいうともったいないことをしたな、と。過度に干渉するのは良くないと遠慮し、彼女をお客様扱いしてしまった部分があったのですが、彼女は干渉ウェルカムというタイプの子でした。また、彼女は日本語が少しできたので、わかりやすい日本語で話しかけるようにしていましたが、通じないこともありますし、彼女も日本語では十分に答えられないこともあったと思います。片言でも、英語を使い沢山会話すればよかったと思いました。彼女は私の家にホームスティしていたので、会社でも自分が面倒をみるという気持ちが強く、当初は周りに任せることができませんでした。後から従業員に、私のガードが固くて彼女に話しかけにくかったと言われました(笑)。もう一度やるなら、次はチームで対応したいですね。ビジネス英語教室等も定期的に実施し、社員みんながインターンと関われるようにしたいです。
文化の違いを肌で感じたこと、そしてやはり言葉は大事だなと思えたことが大きいです。彼女は頭が良く、日本語も少しわかるので言いたいことが伝わったと安心してしまいがちでしたが、上手く伝わらないこともあったと思います。そこは文化や言語ニュアンスの違いに起因するものもあるので、もっと異文化を理解したい、英語も勉強したいと思いました。仕事や普段の生活にも影響がありました。活動後に、初めて海外展示会出展のためタイに出張するという役も担いましたし、ヒッチハイカーの外国人を見ると拾うようになりました(笑)。社内の影響としては、インターンの受入れを通じて絆や海外への興味も深まりました。みんなで彼女を遊びに連れていってあげたことで社員の仲も良くなったようです。彼女とは交流が続いていて、タイの出張時にも会いましたし、彼女が高知まで遊びに来てくれたこともありました。
アジアだけでなくスイスをはじめとしたヨーロッパ各地への販路拡大も進めています。乳等の原料規制は各国様々で日本以上に厳しい国もあるため書類作成も複雑ですし、海外から直接電話がかかってくることも増えていて、海外対応力の必要性がますます高まっています。社内のグローバル化、英語を話せる人材や海外人材の雇用も積極的に行っていきたいです。展開当初はメイドイン土佐(高知産の材料)にこだわってきましたが、高知の知名度がまだそこまで高くないこと、海外で人気の高い商品の原料を高知産だけで十分に供給することが難しいことから、まずは高知だけにとらわれず「メイドインジャパン」の魅力が伝わるブランディング戦略を考えているところです。
受入れ前の準備はしっかりと。これにつきます。インターンは非常に優秀ですので生半可なタスクはすぐに片づけてしまいます。ウーイさんも優秀でしたので、お願いした業務はあっという間に終わらせてしまいました。次は何をお願いしたらよいだろうと頭を悩ませたことも多々ありました。インターンの能力を最大限発揮するためにも、事前に何をしてほしいのかを整理し、きちんと伝える事が大切だと思います。また、何人かで協力してインターンを受け入れられる体制を組んでおくとよいと思います。インターンシップ期間は後から振り返るとあっという間でした。その時は無我夢中で試行錯誤でしたが、とにかく楽しかったという記憶が一番強いです。中間研修や成果発表会で、他の参加企業さんと交流できたのも楽しい思い出です。やって損はないです!