インターンシップの4年後・・・
タイ進出に向け、「人」を通じて現地の情報収集や海外とのネットワーク強化・パイプ作り
現地調査(法人立ち上げ、取引先・製品ニーズ)、タイ語での提案書・製品資料作成、製品仕様検討や試験成績表作成、社員向けタイ語レッスン
エンジニアリングサービス業です。自動車メーカーに技術支援をする派遣事業をメインに、インフラなどのシステム管理、製品の自社開発、超小型モビリティによるエコツーリズム事業を行っています。
受入当時の活動の満足度
★★★★★5.0/5.0
大満足です。インターンは日本語が堪能でコミュニケーションで困ることなく、初日から社員と仲良くなりました。唯一困ったことは、週末インターンが遠くに遊びに行きたがること(笑)。当時はインターンが一人で遠方に遊びに行くことは認められていなかったため、マラソン大会や民泊など誰かが一緒に行く必要があり少し大変でしたが、日本の生活を楽しめたからこそインターンシップ活動にしっかり取り組めたと思います。受入の利点は、互いの文化を知り、一方通行の投げかけ合いではなく、一緒に働き生活することで、生活や仕事に対する考え方や新しい気づきの創出ができる点だと考えます。もう一度インターン受入を実施するなら、多様性を活かした新規事業立ち上げの基盤づくりに取り組みたいです。
インターン受入で一番感じたことは、コミュニケーションの大切さです。インターンを受入れてから、日本人社員同士でもインターンの現地の話などをして、コミュニケーションが増えました。また、異文化やマインドへの違いも日々一緒に仕事や生活をすることで当たり前になっていったと思います。今も様々な国とビジネス等でやり取りを行っていますが、その経験もあり、会社の皆が特に外国であることも意識せず業務を進めています。もちろん彼が活動中に取り組んでくれた現地調査結果やタイ語での製品パンフレットは、タイ出張の際には活躍してくれています。受入から4年経った今でも彼とは連絡をとっており、タイへの進出となった際には、その時の彼の状況にもよるとは思いますが、協力してもらうことになると思います。
世界情勢が日々変わっていく中で、国際的な日本の立ち位置やビジネスで求められるものも急速に変化していると感じています。当社はそのような変化に受け身になるのではなく、自ら変化を主導していくような企業でありたいです。多様化していく社会の中で、「人」に軸を置いて本質的なニーズを見つめ続けるためには、インターンをはじめとした多様な人材とつながり影響し合う関係をより多く築いていくことが必要だと思います。私たちは2016年におこなったインターン受入もそのチャレンジの一つと位置付け、インターンシップ活動を通して得られたこのポジティブな経験を糧に、今後も国内外に拘らず多様な人材を雇用し、新しいことに挑戦していきたいです。
受入れによって企業が得られることは多く、先ずは受入れにチャレンジすることが大切です。また、インターンの方が決まったら事前に連絡を取り、情報交換することがとても重要で、業務内容の説明やインターンが取り組みたい業務についてもヒアリングを行っておくことで業務がスムーズに進むと思います。それでも多少のアンマッチングは発生するので、企業がインターンをどう活かすか考えることが必要です。また、受入前に社内でも話し合いを持ちチームビルディングを行い、自身がインターンとして企業に行くと考えたら何が必要で、どういうことに困るかといったことを考えておいた方がよいです。最後に事務局実施の事前研修に参加する担当者は、研修でインターンと関係を築けるので受入後、インターンに関わる担当者が参加することをおすすめします。