インターンシップの1年後・・・
コロナ禍による変化の中でのオンラインコミュニケーション力の強化、
現地での情報収集と食文化の相互理解。
タイでの市場・流通・消費者・サンプル送付方法の調査
食品原材料・機能性素材(ファインケミカル)の開発・販売
インターンのJayさんは、将来食品業界でタイと日本における架け橋となれるよう、大学院で専攻しているFood innovationと日本語の勉強を続けています。感染状況が落ち着き、タイへ出張ができる状況になった際には「再会できたら」と話していました。
今回のインタビューのお話をきっかけに、近況報告や写真の提供・使用許可の連絡をしたところ、記事になることを本当に喜んでくれました。また、彼女がインターンシップで学んだマーケティングや消費者のペルソナなどが現在の学業にも役立っていることを聞き、双方にとって充実したインターンシップだったことを嬉しく思います。Jayさんはまだ学生のため、雇用や将来の関わり方の話は出ておりませんが、タイに良き理解者がいることは心強く、良い関係を続けて行きたいと思います。
インターンシップには、国外営業グループとして参加をしました。海外事業を進めていくことミッションですが、思うように進まない現状があり、タイ市場に魅力を感じていた私たちは、本事業を通して精度の高い情報を収集し、市場の理解を深めたいと考えました。Jayさんには市場・流通・消費者・サンプル送付方法など、調査をメインにお願いしましたが、調査の精度に驚きました。それは、彼女がタイと日本の食文化を理解し、2か国の共通点や相違点をわかりやすく伝えてくれたためだと思います。そういった知識や視点は重要で、タイに合うような提案や、タイの視点をくみ取った提案ができるようになり、現地の担当とのコミュニケーションが増えていきました。現地担当者とのパイプ強化により、関連事業の売上が前年比3.5倍以上に拡大しました。
食品業界もSDGsという目標に向かって動き出しており、弊社でも“食品ロスの削減”、“サステナブルな原料提供”や“エシカル対応”などに取り組んでいます。そして、ユネスコの無形文化遺産にも選ばれている日本の食文化の良さを、弊社の原料事業を通じて世の中に提供していきたいです。
そのためには、現地の食文化を学び、食品業界での課題を理解する姿勢と、現地にあったアプリケーション・商品開発の継続が重要になります。Jayさんとの経験は、オンラインで事業を進められるという自信になり、調査から得られた情報の有益さやチームの変化は評判で、社内の協力者も増えています。それぞれ専門性の違うメンバーが携わることでより事業が盛り上がり、その先にはタイにおける事業拡大やグローバルな展開も見えてくると思っています。