インターンシップの2年後・・・
有能な外国人材確保に向けて外国人材との協働に慣れる
プログラミング研修
情報システムや制御システムなどの開発から販売導入、およびコンピュータや周辺機器に関するコンサルティング
現在、フックさんには正社員として大手メーカー研究所から受けた仕事のサポート(研究開発業務)をしてもらっています。研究開発は製品開発と比べて、必要な技術レベルが高く、新しい技術知識を勉強しながら業務を行わなければならないため、彼にとっては慣れない環境の中で大変なことだったと思います。彼は入社3年目になるのですが、まだ日本語は難しいようで、研究者の方との細かな日本語での意思疎通には苦戦しているようです。また、彼は即戦力になれる技術はもっている反面、基礎知識の部分が少し弱い面があり、日本と海外の教育方針の違いかなと感じました。ただ、私がこれまで見てきた新入社員よりレベルが高く優秀です。少しずつ技術レベルもアップしており、必要な知識も蓄えられているのではないかと思います。
2018年・2019年とインターンを受入れたことで、社員の外国人材に対する偏見はなくなっていると思います。そして、2回目は1回目ほどバタバタしなかったので、社内の受入体制が徐々に確立できていたのだと思います。また、これまでも取引先とのメールなどのやりとりで英語を使わないといけない場面はありましたが、2度のインターンシップとフックさんの社員としての協働を通して、英語に対する抵抗もなくなってきたように思います。ただ、社内全体で考えると、まだ英語を話せる人が少ないのも事実で、2年目にシェーンさんを受入れた際にはフックさんがいたからこそ、シェーンさんとのコミュニケーションが上手くいったのだと思います。徐々にグローバル化が進んでいるものの、契約書関係の英語版の用意などが今後の課題です。
これまで2018年にベトナムから1名、2019年にマレーシアから1名のインターンを受入れましたが、どちらも男性だったので東京支部の技術開発室で受入をしました。ただ、受入部署以外の社員(業務系の部署)とはなかなか関わる機会がなかったので、次にインターンシップに参加するなら、技術開発室には女性社員もいるので女性のインターン受入にチャレンジし、よりグローバル化を進めていきたいです。また、弊社に入社したフックさんの希望として将来的には母国に戻り起業をしたいということなので、未来の話になりますが、社員として弊社で働いた人材が母国に戻った際に、弊社が請け負った仕事をオフショアとして現地で請け負ってもらったり、逆に母国での業務を紹介してもらい弊社業務の海外展開をしていきたいです。
以前から日本で働きたいと考えていて、インターンシップに参加後、受入企業であるサイコーポレーションに就職しました。日本で働くことは想像以上に大変でした。最初のころは言語面だけではなく様々な面での違いに苦労もしましたが、同僚からのサポートやアドバイスのおかげで日本の文化・生活に慣れることができました。また業務面においても、報連相などのビジネス文化の違いへの戸惑いだけでなく、知識が豊富でプロフェッショナルな同僚に囲まれている環境では、アマチュアエンジニアから始めた私は知識や作業プロセスにおいても足りない部分がありました。しかし、同僚からの継続的なサポートのおかげで知識や技術面でも改善していると思います。将来は日本で学んだことを活かしてベトナムに戻って起業したいと考えています。