インターンシップの2年後・・・
国際ビジネスの拡大、海外人材との協働経験を得る事
貿易書類作成、マーケティング情報収集とプレゼンテーション
野菜等の品種開発・生産・販売、および農業用品全般の卸売業
弊社は、1895年に創業した種苗などの研究、生産、販売などを行う農業関連の総合企業です。自社商品の海外輸出も行っており、インターンシップには2018年に参加しました。複数の候補者の中から、求めるバックグラウンドに一番近い方にオファーをさせていただいたところ、ベトナム人のホゥンさんと出会えました。インターンシップの翌年に入社。大きなトラブルに見舞われる事なく順調に進み、現在は企画推進室に所属しています。既にある営業部とは異なる目線から海外展開を進める部署で、どんな野菜が世界で好まれているかの市場調査や自社商品の宣伝活動を英語でしてもらっています。インターンシップ参加当時は、ホゥンさんは日本語を話せませんでしたが、彼女の努力もあり、今では受け答えができるほどになりました。
インターンシップ参加以前から海外とやり取りはしていましたが、海外人材の社内受入は経験がほぼありませんでした。ホゥンさんが来てくれた事で、外国人に対する社員の意識が変わり、海外を意識して仕事をするようになりました。コミュニケーションの面においても、日本人社員は英語を話すことに抵抗があったようですが、今ではその様な意識もなくなったと思います。そして、社内に外国人がいる事が当たり前の環境になりました。ツールの面においては、より多くのお客様に自社商品を知っていただくために、展示会で使用する動画の英語版を作成してもらいました。表記を英訳する以外にも、英語のナレーションも入れてもらい、海外のお客様にも伝わりやすくなり、海外からの問い合わせが増えてきています。
インターンシップ受入経験を通じて、海外人材が身近にいる事のメリットを日々実感しています。今後、ホゥンさんにベトナムと日本の架け橋となってもらい、ベトナムへの展開の機会を増やしていきたいです。これは、ホゥンさんが入社してくれたからこそできるものであり、自社の強みにする事ができると思います。そして、外国人である彼女の目線を活かし、海外に売り込んでいける自社商品を見つけていきたいです。それを実現するためには、社内の多くの部署と連携を取る事が必要であり、インターンシップ期間中からずっと築きあげてきた、ホゥンさんとの信頼関係が活かせると思います。今後も海外人材と協力して、自社の発展につなげていきたいと思います。
大学在学中はバイオテクノロジーを専攻し、農作物に影響を及ぼす菌の研究をしており、農業に関する企業でのインターンシップがしたいと思い、インターンシップに参加しました。カネコ種苗がすごいのは、農業の知識が豊富な従業員が多くいるところです。そして、社内のみんなが優しくしてくれるので、働きやすいです。日本での暮らしが長くなり、日本語でもやり取りができるようになりました。その事を認められ、仕事の幅が増えて嬉しいです。今後は、社外の人ともコミュニケーションをとる仕事にチャレンジしていきたいです。ベトナムにはまだまだ、日本で働きたい人がたくさんいます。しかし、ベトナム国内では日本の求人情報を得ることが難しいのが現状です。そのため、信頼のおける場所で情報を公開すれば、海外人材と出会えるチャンスが増えると思います。